円安、円高はよく耳にする言葉で、学校でも習ったのではないでしょうか。ですが、あまり理解できていなかったり、忘れてしまったりしている方も多いと思います。ここ数年は円安の傾向にあると言われていますが、実際にどのような問題があるのでしょうか。今回は、海外旅行に行く場合に円高と円安のどっちがいいのか説明します。
目次
海外旅行には円高と円安どっちがいいの?
海外旅行には「円高」のときに行くのがおすすめです。ただし、日本でよく耳にする為替相場(為替レート)は円・ドル相場のため、旅行先の通貨を確認してください。
円高、円安は基準値があるわけではなく、ある時点と比較しての円の価値で決まります。例えば、2024年6月20日の為替相場は1ドル=158円90銭で、6月21日の為替相場は1ドル=159円80〜90銭でした。これを6月21日のニュースでは “前日比90銭円安・ドル高の1ドル=159円80〜90銭で取引を終えた。”(引用:日本経済新聞)と報じています。
円安とは?
円安とは、円の価値が安いことです。現在は歴史的な円安とも言われていて、1ドル=160円近くになることもあります。2年前は1ドル=115円程度と、現在と比べてかなり円高です。
例えば海外旅行に行き、お土産の予算を1万円としたとします。1ドル=160円であれば62ドル分、1ドル115円であれば86ドル分購入できることになるので、円安だと海外旅行はしにくくなりますね。
円高とは?
円高とは、円の価値が高いことです。円高であれば海外旅行に行きやすいだけでなく、日本にいても輸入品の値段が下がり、物価が下がったと感じることもあるかもしれません。
円高、円安の影響を受けにくくしたい!
円高と円安のどっちがいいかが分かったとしても、それを基準に旅行の日程を組めるとは限らないですよね。そこで、円高、円安の影響を受けにくい旅行方法があるか考えました。
国内旅行にする
日本国内の旅行であれば、円高と円安のどっちがいいか気にしなくて良いので、手軽で良いですね。
物価の安い国にする
そもそもの物価が安い国であれば、円安であっても大損をした気分にはならないと思います。円高の場合でも行きやすいですね。アジア諸国やアフリカの国々は物価が安いところが多いです。
- インド
- タイ
- ベトナム
- エジプト
- モロッコ
ヨーロッパではハンガリーやブルガリアなども物価が安く、行きやすい地域だと思います。
クレジットカードを使う
この方法は必ず影響を受けにくくするわけではありません。メリットは、両替の手数料の節約になることと、ポイントがたまることです。クレジットカードは後日決済なので、決済の日にひどい円安の状態になってしまう可能性がある点に注意して使用してください。
円以外の外貨を持っておく
そもそも円以外の資産を持っていれば、円安対策になりますね。外貨預金や投資、FX取引などで外貨を持っている方も増えてきています。
ただし、これらは初心者が独学で行うにはハードルが高いです。特にメキシコペソ 危ないので注意し、信頼できる業者などで始めると良いと思います。
まとめ
海外旅行に行く場合に円高と円安どっちがいいのかは、円高の方が良いでしょう。円高は旅行資金が少なく済みます。
現在は円安で、しばらくこの状態が続く可能性もあるため、海外旅行へは行きづらく感じてしまうかもしれません。ですが、円安でも影響を受けにくいよう、行先や資産運用を工夫して、海外旅行を楽しむことができます。海外旅行の前には為替レートについても調べて、よりお得に過ごせると良いですね。