こんにちは。かなでです。
教育に携わる仕事をしていると外国人にとって日本語のこんなところが難しいだろうなあというのがわかってきます。
普段当たり前に使っている日本語ですが外国人に〇と〇の違いは?って聞かれた時にぱっと違いが答えられない。なぜでしょうか。
私たちにとって日本語は言語じゃなく国語だからですよね。
日本語は世界的にみると、ひらがな、カタカナ、漢字があって難しいとよく言われますが、個人的に日本語はそこまで難しいと感じませんが、完璧にネイティブレベルにマスターしようとするのであればかなり難しい言語に値すると思いました。
中国語、韓国語、英語、ベトナム語・・・どの言語も日本語より早く聞こえるのですが、もしかして日本語って話すスピードが遅い方なんでしょうか。耳が慣れてないからそう思うだけなんですかね。言語の謎は深い。
ということで私が外国人に日本語を教えながら感じた点をあげていこうとおもいます。
主に韓国人ベースです。
(違いを文法解説するとは言ってない)
目次
①つ、ず、長音、促音の発音
私が知っている限りベトナムと韓国には「つ」「ず」の発音がないので「ちゅ」になります。日本人がRの発音はBとVの発音区別がよくできないのと同じですね。
あとは長音、促音という概念が存在しないのでたとえば、ハート→ハトになりがち
メッセージ→メッーセジとかなりがち
②和製英語
日本独特の発音や日本人が解釈している英語?です。
ニートとかパーカーとかブランド名とか、他にも日本ではスマートフォン=薄い携帯みたいなイメージが強いが実際スマートは賢いという意味である。
③形容詞の活用
日本語にはい形容詞とな形容詞があって接続によってちょいちょい活用が変わる
これが結構難しいみたいで、かわいいじゃない、きれいくないというようなN2レベルの人でも間違いがち
④受け身使役
あげる、もらう、くれる、~られる、~させられる
この辺の区別が難しい。外国語にはない表現である。教えるのも難しい。
⑤濁音になる
会社(かいしゃ)に株式がつくと株式会社(かぶしきがいしゃ)
なぜか濁音になる日本語さん
⑥微妙なニュアンスの違い
追い越す、追い抜くの違いって?握る、つなぐの違いって?
たしかに使い分けてたり少し感じ方が違うけどどう違うのか説明してと言われたらぱっとでてこない・・・・日本語難しいと感じる
⑦たらればならと、
雨が降ったら、雨が降れば、雨が降ると、雨が降るなら
これがすごく難しく間違えがち。調べるとわかると使い方をそれぞれわけている。困った時はだいたい「たら」を使えばいい。
⑧助詞
コンビニに行きます、コンビニへ行きます・・・違いって?
公園に遊ぶ、公園で遊ぶ・・・なぜ「に」はダメ?
を、に、と、が、は、、、この助詞がない国が多いため難しいらしい。結構不自然な日本語を使っている人が多い
⑨イントネーション
これは上級者向けであるが、かなりネイティブなみの語彙力があってもイントネーション?話し方が外国人だって人が多い。これはどうしてもたくさん日本語を聞いて意識して治すしかないと思われる。
暑い、熱い、厚い、
⑩語尾の種類
日本語は語尾がたくさんある。。~ね、~よね、~だよね、~わ、~だろう、~でしょう、~じゃん・・・などこの違いが難しいらしい。
これはベトナムにありがちだけど、ベトナム人は「~じゃないか?」ということばをよくつかう。もっと丁寧にいうならば「~じゃないでしょうか?」だ。
N2レベルくらいの人が乱用する。日本人でもめったに使わない、~じゃないか?これはどう教育したらそうなるのだろか。
まとめ
こんな感じで当たり前につかっているけど実は難しい日本語。
最近中国人と関わることがあり、日本人なので中国語って読めなくてもなんとなく漢字を見たら理解できると勝手に思ってたのですが、
中国人「手紙」ってどういう意味だと思う?
私「そのままでしょう?日本語と同じなんだ~」
中国人「違うよ、これはトイレットペーパーって意味だよ」
と聞いて私は衝撃を受けました。それと同時にやっぱり言語の勉強って楽しいなあと思いました。
きっと外国人の教育関係に就く、就こうと思っている人はこの壁は避けては通れない道だと思います。
でも大丈夫、インターネットで調べたらすぐに出てきます笑